春木合名会社(明治42年発行『七尾町誌』より)
桧物町にあった春木屋呉服店の建物です。大正時代の店主春木藤兵衛の祖先藤兵衛は府中町の薬種商春木屋理右衛門の三男で文化15年(1818年)に生まれました。16歳の時分家し、桧物町に呉服太物商を開き、父理右衛門の手代、儀平、太平、甚助の三名を番頭としました。能登縮を商い、また関東関西地方より絹織物を買い入れ、加賀・能登・越中に供給するなどして遂には七尾を代表する呉服商にまで成功しました。昭和5年には、1階部分を鉄筋洋館に改装し、注目を集め七尾一の店と呼ばれたそうです。












Copyright (C) 2007 All rights reserved by 七尾古写真アーカイブ