現在の亀山町は、郵便局のあたりから旧市立図書館の手前までの地域ですが、江戸時代には現在の桧物町の一部も含むかたちで味噌屋町と称されていました。瓶屋作右衛門、吉岡屋源右衛門らが町肝煎をつとめています。
明治時代になって町名が変わったのはこの亀山町(味噌屋町)と生駒町(豆腐町)、三島町(竹町)、橘町(大工町)などです。昭和の初めころには郵便局、図書館、税務署が並ぶかたちで建っていたそうで、今に残る税務署橋はそのころの名残りです。また、北国新聞社七尾支社の地には宿屋の伊久留屋や菊沢書店の前身である菊沢文房具店、能登信用金庫の位置には杉森百貨店があったそうです。
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