鹿島郡役場(写真は明治42年発行『七尾町誌』より)
鹿島郡役所です。明治28年の大火で庁舎が焼失し、再建された庁舎が今度は明治38年の大火で再び焼失しました。それで、明治40年にこの写真のように再建されました。大正12年3月で郡制が廃止されると、県の出先機関が入ったり、小学校教員の養成所が置かれたりし、その後、県の七尾地方事務所となった。昭和45年地方事務所移転で使われなくなり、壊され、七尾市立図書館が跡地に建てられました。確か、大正時代のベストセラー『地上』で知られる美川町出身の作家島田清次郎は一時期この鹿島郡役所の職員をしていた時期があり、木町で下宿していたと記憶しています。清次郎について詳しくは七尾出身の作家杉森久英の直木賞受賞作品『天才と狂人の間』を読んでみてください。













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