私立袖ケ江幼稚園
私立袖ケ江幼稚園はのちの七尾市立袖ケ江幼稚園、現在の七尾市立あけぼの幼稚園のもとになった幼稚園です。大正7年(1918年)五月に真宗大谷派婦人法話会七尾支部が社会奉仕の石事業として今町にあった選入寺を借受け創設しました。この写真はその際の写真のようです。選入寺は長福寺に隣接しているので長福寺の本堂がこの撮影の場所になったようです。大正10年(1921年)に七尾町に移管して町立幼稚園となり、私立七尾病院(現中越モータース付近)を借上げて開園式が行われました。
 七尾の幼稚園の歴史をひもときますと確認できる範囲では明治20年(1887年)に尋常科七尾小学校に幼児保育科を設けたのが始まりで、それが発展して明治25年(1892年)七尾幼稚園(公立)が七尾尋常小学校に付設されました。また、大正二年カナダメソジスト教会婦人宣教師デオルフが金曜学校として幼稚園的集会を開きました。デオルフ帰国後、宣教師プライスが園長として大正5年(1916年)に私立七尾幼稚園を設立しました。一本杉の松本呉服店付近にあったそうです。以上が七尾の幼稚園の草創です。












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