昭和6年(1931年) 魚町でか山 絵本大功記本能寺
魚町のでか山です。この年は「絵本大功記本能寺」の場面とあります。おそらく明智光秀、織田信長、森蘭丸などの人形の姿があるのではないでしょうか。これらの人形は祭りの前日に市内の民家で「人形見」と称して展示されます。この写真から当時の町屋と比べていかにでか山が大きかったかが分かるはずです。かつては鹿島町からでもでか山が動いている姿が確認できたと聞きます。看板の字から塗師町の違堀坂本薬局のあたりと分かります。レトロな看板が時代を感じさせます。この祭は正式には青柏祭といい山王さんのお祭で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。でか山に関しては郷土史の研究に尽くされた松浦五郎氏編著の『七尾の「でか山」』(七尾市職員労働組合発行)にとても詳しく書かれていますのでぜひ一度お読みになってみてください。











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