魚町でか山 朝比奈三郎城門破りの場(写真は昭和17年発行『能登畠山史要』より)
昭和初期の魚町のでか山です。朝比奈三郎は鎌倉幕府の初代侍所別当和田義盛の三男で剛勇無双の武将として知られた朝比奈三郎義秀のことです。彼が鎌倉と六浦を結ぶ切通しを一夜の内に切り開いたという伝説もあります。数々の伝説が浮世絵や小説などの題材によくつかわれている人物です。また幔幕に書かれた玉木興行というのは当時県議会議員を務め、後に衆議院議員となった大森玉木が経営していた玉木座(旧北國銀行跡地の向かいにありました)という劇場などを経営する会社ではないかと思います。大森邸は光徳寺の前にあったと聞いています。
余談ですが、一本海側の阿良町通りには衆議院議員益谷秀次の豪邸があったと聞いています。












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