和倉温泉共浴場
明治四十年頃(田中政行著『写真集七尾』による)の和倉温泉共浴場の絵葉書です。和倉温泉は大同年間(806〜810)に始まったとされ、海中から湧き出る温泉の周りに石垣を築いてつくった湯島で入浴していたそうです。明治12年に海を埋め立てて共浴場がつくられました。写真の柵で囲まれているのが当時の湯元の泉源地です。共浴場は、湯宿に泊まらなくとも入浴できたのでたいそうにぎわったそうです。ちなみに泉源の上をおおっている黒い布は防火水槽の覆いだそうです。












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