七尾区裁判所(写真は明治42年発行『七尾町誌』より)
七尾区裁判所の写真です。明治9年に西光寺を借受け仮庁舎としたのが始まりで、同11年には所口番外一番地官有地(現在の図書館の地)に新築し移転しました。その後、小丸山に移転し庁舎を新築しましたが明治28年の大火で類焼しました。再建されるまでの間は、霊泉寺を借入れ仮庁舎としました。再建されてから大正7年に現在の裁判所の所在地、馬出に移転するまでの間、再び小丸山の上に置かれていました。下の写真はその頃のものです。まるで、昔の代官所みたいな構えの建物です。和風の裁判所なんて今じゃ想像もつきません。前田安勝、前田利政、利好、知好らが居城した七尾城(小丸山城)跡にあったこの裁判所の周りには桜の木が多く植えられていたそうですが花見の宴をするにはおそれおおい雰囲気だったかもしれません。大正9年に七尾町が払い下げを受けて今のような公園になりました。












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