石川県七尾市について
 七尾市は、能登半島の付け根に位置する能登半島の中心都市です。古くから能登国の国府所在地として栄えてきました。室町戦国時代には、能登畠山氏の城下町として畠山文化とも呼ばれる京都風の文化が花開きました。京から三条西実隆・冷泉為広・冷泉為和など多くの文化人が七尾を訪れ、一方、七尾からは長谷川等伯が京へ上り活躍しています。天正年間(1573~91)、前田利家が港近くに小丸山城を中心とした城下町を整備し、現在の七尾の町の原型が整っています。江戸時代には、頼山陽のパトロンでもあった豪商塩屋清五郎ら商人たちによる文化がl広がりを見せました。そして、明治・大正・昭和時代を経て平成の七尾市。約6万人の人々が、自然、海の幸豊かな環境の中で、日々新たな七尾の歴史をつくり続けています。 



what is 七古アーカイブ?
〈七尾古写真アーカイブとは?〉

 当サイトは、真宗大谷派常福寺の社会事業として運営しています。郷土史研究を趣味とする副住職の趣味の延長線上から始まり、運営体制をどのようなものにするか検討を続けた結果、常福寺の社会事業という位置づけをすることになりました。運営は、住職の奉仕にのみによりますので、更新やメールへの応対など、迅速な対応はできません。ご了承ください。更新作業を手伝ってくださるボランティアスタッフは随時募集中です。

 七尾古写真アーカイブ(略称七古アーカイブ)では、明治・大正・昭和時代に発行された石川県七尾市に関する写真・絵葉書・古地図等の史料を収集し、それらのうち著作権の保護期間が終了したものをデジタルデータ化・保存し、ウェブサイト上に公開することを通して、主に七尾市の歴史を紹介しています。
また、七尾旧市街各町の歴史の紹介といった各論的な七尾の歴史紹介及び、県内各市町村の古写真紹介も行っています。


〈願いとするところ〉

 かつての七尾の姿をかえりみることを通して、これからの七尾の姿を思い描いていただければと思います。
ボートの漕ぎ手を想像してみてください。ボートを漕ぐときはいつも後ろ向きです。向かって前方を過去、後方を未来にたとえてみると、私たちは過去を見つめながらボートを漕ぐことになります。そして、現在がどんどんと過去へと過ぎ去ってゆくのを感じながら、ボートは、未来へと進んでいきます。そんな風に未来へと漕ぎ出す力の助けになればという思いから七尾古写真アーカイブは生まれました。もちろん、かつての七尾へのノスタルジーにひたっていただいてもかまいません。七古アーカイブをご覧になられたことをきっかけに、七尾へ帰省しようかなと思う人が一人でもでてくれば幸いです。
 
                                      
※当サイトで公開している画像を利用したい方はメールにてお申し込みください。
 非営利事業につき、枚数が多い場合は対応できない場合があります。(2011年1月12日変更)



写真等の著作権について
 著作権の保護期間は原則的には、著作者の死後50年間、無名著作物および団体名によって出版されたものに関しては、公表後50年間とされていますが、
写真の著作権の保護期間に関しては、
旧著作権法では、発行後10年、未公表の場合は製作後10年、
昭和42年(1967年)の暫定延長措置によって発行後13年、未公表の場合は製作後13年、
昭和45年(1970年)の新著作権法において、著作物の公表後50年、
平成8年(1998年)の著作権法改正によって著作者の死後50年間
という経緯を経てきています。
 平成8年(1998年)の改正時までに保護期間の終了した著作物、つまり昭和31年(1956年)12月31日までに製作された写真はパブリックドメインに帰し、著作者の許諾無しで利用できることになっています。

 このサイトに掲載した写真のほとんどは、昭和31年(1956年)12月31日以前に製作された団体名義の出版物掲載の写真です。
 編集が個人名義の出版物の写真に関しても、その掲載写真が創造的な加工をされていないものであるならば、それは単なる著作物の複製でしかなく、非著作物であると判断し、写真の著作権は編集発行人ではなく、撮影者にあると考えます。昭和31年(1956年)12月31日以前に製作されたものであれば、すべて著作権の保護期間を経過しているとみなし、著作者の許諾無しで利用できるものと考えます。

 また、地図・絵葉書に関しては、団体名義であれば公表後50年経過したもの、個人名義のもので著作権者が分かるものに関しては死後50年経過したもの、無記名のものに関しては改正著作権法第32条により公表後50年経過し保護期間が消滅したものを掲載します。
著作権者の死亡年が国立国会図書館の調査によっても不明のものは、明治期に発行された地図に限って掲載することとします。

 編集著作された出版物に関しては、編集者の編集著作権、写真撮影者の著作権、寄稿者の著作権などがそれぞれ独立して存在すると理解しています。それぞれの著作権の保護期間の終了時期が異なることになります。

 著作権者の権利を侵害することのないよう細心の注意を払っていますが、万が一著作権者が存在し、著作権を侵害していることが判明した場合には、ただちに掲載を中止しますので、お手数ですがご連絡くださいますようお願いします。



参考文献及び写真等の出典
写真の解説文を書く上で参考にさせていただいた文献

『七尾町誌』 明治42年(1909年)発行 石川県鹿島郡七尾町役場 
『七尾町誌』 大正5年(1916年)発行 石川県鹿島郡七尾町役場 
『石川県案内』大正2年(1913年)発行 石川県出品協会発行(所有)
『岩波写真文庫 能登』昭和29年(1954年)発行
『写真集 明治大正昭和 七尾』昭和59年(1984年)発行 田中政行著 国書刊行会 
『鹿島郡誌』昭和59年(1984年)発行 鹿島郡誌編纂委員会編 
『七尾市史』昭和49年(1974年)発行 七尾市史編纂専門委員会編 
『新七尾風土記』昭和52年(1977年)発行 田中政行著
『七尾の港』昭和15年(1940年)発行 七尾市役所
『図説七尾の文化と歴史』平成11年(1999年)発行 七尾市史編纂専門委員会


◇掲載している史料の出典(著作権については■著作権について参照)

・所有している絵葉書及び写真・地図。
・寄贈されたスキャンドデータ。
・著作権の保護期間が終了している以下の出版物掲載の写真。

(所有とあるものは七尾古写真アーカイブ所蔵)
『七尾町誌』明治42年(1909年)版(所有)
『七尾町誌』大正5年(1916年)版(所有、但し地図欠)
『七尾の港』昭和15年(1940年)発行(所有)
『七尾港修築要覧』昭和3年(1928年)発行 石川県(所有)
『七尾市勢と商工案内』昭和26年(1951年)発行(所有)
『七尾町勢要覧昭和9年(1934年)版』昭和9年発行(所有)
『能登畠山史要』昭和17年(1942年)発行 三宅邦吉編(所有)
『石川県案内』大正2年(1913年)発行 石川県出品協会発行(所有)
『岩波写真文庫 能登』昭和29年(1954年)発行
『1955年度石川県立七尾高等学校卒業アルバム』(寄贈データ)


また、石川県立図書館所蔵の資料数点を、掲載願を提出し、
承諾を頂いた上で利用させていただいています。



このサイトに関する著作権・所有権について
 当ウェブサイト上に掲載している写真・絵葉書・地図のうち、七尾古写真アーカイブが所有している史料に関しては、七尾古写真アーカイブが所有権を有し、管理しています。
保護期間が満了し著作権が消滅している史料であっても、所有権に基づいて、利用について許諾・禁止する権限が存在します。許可なく利用することをお断りします。
 当ウェブサイト上に掲載している文章の全て及び,昭和31年(1956年)12月31日以後に撮影された写真の著作権は撮影者に帰属します。七尾の歴史あらかるとのコンテンツ中の当アーカイブが新たに撮影した写真の著作権は七尾古写真アーカイブに帰属します。また、ウェブサイト全体の編集著作権も七尾古写真アーカイブに帰属します。無断転載・無断複製を禁じます。
 また、「過去未来現在写真帖」コンテンツ内の2007年以降に撮影された写真の著作権は玉露氏に帰属します。


《お願い》
おうちに古い絵葉書や写真がありましたらご一報ください。
七尾古写真アーカイブは皆様のご協力のもと運営しております。





七尾古写真アーカイブ














Copyright (C) 2007 All rights reserved by 七尾古写真アーカイブ